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さすらいの教師takebowの趣味の部屋

水曜日, 5月 10, 0018

【名曲名盤】RCサクセション『カバーズ』


このアルバムはロックを中心とした名曲に、忌野清志郎が「反戦・反核」の意訳の詞をつけた、まさにカバー曲集というコンセンプトであった。常々、小生は日本のアーティストには政治的意見や哲学と呼べるモノが薄く、欧米のアーティストと比べて社会性の欠如を憂いていた。アメリカのWe are the Worldやイギリスのマンデラ・コンサートにみる発言力やパワーは欧米音楽家の主流であり、その軸のブレ無さは「クール」の一言に尽きる。
そんな中、紆余曲折の末、発売されたのがこの『カバーズ』である。 1曲目の「明日なき世界」はとてもパンチの効いた歌詞で歌い上げ、最も気に入られたナンバーとなった。フォークアーティストの高石友也氏も訳詞に参加している。5曲目の「ラブ・ミー・テンダー」の「何言ってぇんだぁ~」という韻を踏んだ歌詞には感服した、流石、キヨシロー。私の個人的な最大のお気に入りは7曲目の「サマータイム・ブルース」である。 子供バンドもカバーしていたが、THE WHOのライブナンバーとして知られるこの曲を、全く異なる反原発・反核の歌詞に変えたのである。その上、三浦友和や泉谷しげるの絡みが巧く、高い効果を発揮している。最後にJOHNの「イマジン 」で閉めるあたりも巧いなぁ。
「素晴らしすぎて発売できません」ではなく、「素晴らしすぎて後が続きません」という感じである。その後、忌野清志郎がタイマーズHISなど活動を拡大していくきっかけのアルバムとしても感慨深い。

♪♪でもよォー 何度でも何度でも おいらに言ってくれよぉ
   世界が破滅するなんて嘘だろ(うっ・そ・だろ~ぉ!)    「明日なき世界」


RC SUCCESSION  『COVERS』 キティレコード 1988

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