【名曲名盤】カウント・ベイシー-Jumpin’ At The Woodside-
『サッチ&ジョシュ』。初めて買ったジャズのレコードが、ジャズ界の巨人二人のコラボで、二人のバトルというよりも余裕のある競演は、私をジャズの道に引きずり込んだ一枚でもある。二人のやり取りはまさに野球のキャッチボール。これ以後、ピアノトリオを中心にジャズを聞くことになっていった。このアルバム中の「Jumpin' At The Woodside」のドライブ感は、ロック少年だった私にはとても入りやすかった。しかし、情けないことに、当時はテーマやアドリブという言葉も分からずに聞いていたのであった。後にこれはカウント・ベイシーの晩年の作品で、彼はピアニストというよりもビッグバンド界を代表するバンドリーダーとして有名なのだと知った。
一昨年だったか、矢口史靖監督の『スウィングガールズ』を見て、久しぶりに聴きたくなったのだが、悲しいかな、CDは持っておらずレコードプレーヤーは針がダメときているので聴くことが出来ない。私にとって、レコード時代に買った数少ないジャズのアルバムなのであった(当時はジャズ喫茶で聴くのが精一杯であった)。
Count Basie with Oscar Peterson『Satch And Josh』1974.12 Pablo
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