【名曲名盤】デューク・ジョーダン『フライト・トゥ・デンマーク』

何とチャーリー・パーカーの時代からのキャリアの持ち主。ばりばりニューヨーク生まれの黒人ピアノ弾きなのに、後半生は北欧で生活されて、このアルバムもタイトル通りデンマークで録音されて、Steeple Chaseレーベルから発売されている。
ジャ ケットが雪の中で佇むデューク・ジョーダンなので、冬場に好んで聴く人が多いようだ。確かに薪ストーブの前で、スコッチ片手に聴くと良い雰囲気、最高 だろうなぁ(もちろんやったこと無いけど)。名曲No Problem(危険な関係のブルース)も良いのだ(この名曲、デューク・ジョーダン作曲なのだ)が、Everything Happens To Meの「いぶし銀」のような光を放つ名演に惚れております。トリオの支えがあってのリーダー作だと思うのですが、特にドラムのエド・シグペンの「出しゃば らない」感が心地よいです。デューク・ジョーダンもリズム隊にまかせて、自由にテンポを変えています。Glad I Met Patの高音部を弾くリリシズムは最高。On Green Dolphin Streetもマイルスの演奏とは異なるが、刻んでくる感じのブロック・コードがとても「鯔背」な感じがするんです。
小生がライブを見た数少ないアーティストの一人でもある、名ピアノ弾きで名作曲家のデューク・ジョーダンは2006.8.8、デンマークで死去された。享年84歳。 合掌
Duke Jordan 『Flight To Denmark』 Steeple Chase 1973
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